184センチの長身に甘いマスク、映画にドラマに、テレビCMにと大活躍の斎藤工さん。今日5月19日再放送の『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011』での出演や、過去の『相棒』作品では、犯人グループの主犯格を演じるなど、幅広い役柄をこなしています。
最近では、映画『レジェンド&バタフライ』で家康役を演じるなど、見た目のカッコ良さだけでなく、役者としての演技力にも定評のある斎藤さん。しかし過去には旅行先での恐怖体験も。
そんな斎藤工さんの生い立ちと、過去の恐怖体験について見ていきたいと思います。
生い立ち
1981年に東京都港区で生まれた斎藤工さん。
かつて東北新社に勤務していたお父さんの影響で、幼少期から映画館に通うようになり、多くの映画を見て育ちます。
15歳の時に自ら芸能事務所を探す活動をして、「インディゴ」という事務所に所属。モデルから俳優の道を目指すようになったとのこと。
高校生の時、ノンフィクション作家、沢木耕太郎の『深夜特急』に影響され、海外に1人で出かけるよになり、貧乏旅行で行ったフランスで、一世一代の恐怖体験をすることに。
「今は余生と思っています」
フランス・パリで訳アリな人が多く泊まる安宿で、自分の部屋を出ようとした時、隣のカップルの部屋に5、6人のコワモテな男が突入する場面に遭遇。その際にホテルの支配人が「警察を呼ぶぞ!」と言って、「その人たちは1回帰ったんですよ。その時にチラッとね、目が合ったんです」とのこと。
「ヤバいな」と思いながらも、その日は予定があったので外出したところ、先ほどの集団と鉢合わせてしまい「お前、警察に行くんだろ!さっきいたヤツだろ?」と言われ、両脇を抱えられ車に乗せられたそうです。
車で丘の頂上のようなところへ連れていかれ、トランクから出されたシャベルで穴を掘れと指示されました。そこで「自分の墓を掘れ」と言われていることを悟ったそうですが、もう少し深く掘らないと斎藤さんが入らないくらいの時、取り上げられていたパスポートが投げ込まれ、パッと見たら「ジョークだ。世の中、悪い奴もいるからな、TAKE CARE(気をつけて)って言われて」その男たちは去っていったそうです。
その組織が、当時の斎藤さんを「まだ子供で可哀そうだ」と思ったのか、本当のジョークだったのか、真相は今もってわからないものの「一回”死”を皮膚感覚で味わったので、今は余生かなと思っています」とのこと。
この恐怖体験が、達観した言動に
この恐怖体験は、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(2014年放送)での「食わず嫌い王決定戦」や『ザ!世界仰天ニュース』(2019年放送)で、笑いを交えて淡々と語る姿が印象的でしたが、この一回死ぬ目に合うような体験が、斎藤さんの達観したような言動・演技に表れているのでは、と個人的には感じてしまいます。
俳優だけではなく、監督やプロデューサーとしても活躍する斎藤さん。今年9月の劇場公開予定の『スイート・マイホーム』では、メガホンを取り、2018年に第13回小説現代長編新人賞を受賞した神津凛子さんのホラーサスペンス小説を映画化。
「今は余生」と言わず、これからも多方面で活躍するであろう斎藤工さんから、今後も目が離せません!
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