三連休最終日の今日、海の日の7月17日(月)も東北地方から九州にかけて35℃以上の猛暑日となり、関東では40℃に迫る危険な暑さになる見通しです。
熱中症には気をつけたいところです。そこで今回は、意外におろそかにされがちな熱中症対策について見ていきたいと思います。夏本番、今後も猛暑日がある可能性が高いので、ぜひ参考にしていただき、この暑さを乗り切っていきましょう。
熱中症対策
対策一覧
- こまめに水分をとる
- エアコンを適度に使う
- 不必要な外出を控える
- 首元や足先を冷やす
1.こまめに水分をとる
まず、熱中症対策で重要なのが水分をきちんと摂ることです。のどの渇きを感じなくても、こまめに水分を取りましょう。
環境省によると、日常生活で摂取する水分のうち、飲料として摂取すべき量(食事等に含まれる水分を除く)は1日あたり1.2㍑が目安とされています。また、大量の発汗がある場合は水だけでなく、スポーツ飲料などの塩分濃度0.1 ~ 0.2%程度の水分摂取が薦められます。運動や労働時には100%飲水できません、翌日までに十分な水分摂取が必要です。なお、入浴時、睡眠時も発汗していますので、起床時や入浴前後は水分を摂取する必要があるとのことです。
このように、「ポカリスエット」などのスポーツ飲料による水分補給が望ましいですが、水道水でも1時間おきにコップ一杯の水を飲むことも効果的です。
特にプールや海水浴をしているときにはのどの渇きが感じにくいので、こまめに水分を取るようにしましょう。
また、ビールなどのアルコール飲料での水分補給は、かえって脱水症状のもとになるので避けましょう。
2.エアコンを適度に使う
部屋が暑く過ごしにくいと感じたら、適度にエアコンを使いましょう。
環境省によると、28℃を超えない適切な温度設定をして使用し、また設定温度が24℃以下になると室内温度と外気温度の気温差が大きくなり、体に負担がかかるので適切な温度設定で使用します。
人間が感じる暑さには、気温・湿度・気流だけでなく、太陽光や地面からの照り返しなどのように高温の物体から直接・間接に受ける放射熱も関係するので、レースカーテンなどで遮るようにしましょう。
3.不必要な外出を控える
熱中症になる一番の要因は、やはり直接外に出て暑さを感じることで、必要のない外出を控えることです。それにより放射熱を浴びたり発汗による脱水症状などのリスクを抑えることにつながります。
これは激しい運動をすることも含まれ、何か大会が近いなど、どうしても練習する必要のあることを除いては、控えるようにしましょう。
4.首元や足先を冷やす
水で冷やしたタオルを首に巻いたり、桶に水を入れて足先だけ入れるというのも、意外と効果的です。
私も桶に水を入れて足先を冷やすことをしていますが、これだけで体感温度が違ってきて涼しく感じるのでおススメです。ぬるくなった水は、玄関などに撒けば打ち水効果も期待できます。
熱中症かな?と感じた時の対処
「頭がボーっとする」「気持ちが悪い」などの症状があれば熱中症の可能性が高いです。
屋内なら冷房を効かせて、水分をとり休みましょう。屋外なら日陰など涼しい場所に移動して、水分をとり休みましょう。
そして上記の行動をとってもダメだと感じたら、ためらわず救急車を呼びましょう。
少しでも体調がおかしいと感じたら、無理をせず休むなど早めの対策をとれば重症化する可能性は低くなります。
まとめ
熱中症は自覚症状のない段階から起きていることが多く、気づいたときには重症化してしまうという危険があるものの、その日の朝など暑くなる前からの早めの対策をとることで、仮に熱中症になっても重症化のリスクを抑えることができます。
対策おさらい
- こまめに水分をとる
- エアコンを適度に使う
- 不必要な外出を控える
- 首元や足先を冷やす
したがって、上記の対策を早めに行い、暑さの中でも元気に快適な夏を過ごせるようにしましょう。
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