ツイッターのロゴ変更は定着するか?マスク氏「青い鳥に別れを告げる」

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マスク氏の新しいプロフィール画像 (引用元):https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2307/24/news112.html

米ツイッター社のイーロンマスク会長は23日、ツイッターの象徴である青い鳥のロゴを刷新し、「X(エックス)」を使用したロゴへ変更することを発表しました。

また、これまで「ツイート」と呼ばれていた投稿は今後「X」と呼ぶことになると説明し、「間もなくツイッターブランドに別れを告げ、段階的に全ての鳥たちともさよならすることになるだろう」と述べました。

またマスク氏は、ツイッターを全面的に刷新し、決済など様々な機能を搭載した万能アプリをめざしているとのことで、新しいロゴXのデザインも募集しているそうです。

今年の4月には、ツイッターのアイコンが柴犬に変更されて、ユーザーから賛否や困惑の声が聞かれ、また青い鳥に戻るということが起きました。

今回もロゴの変更を発表して、不評だったら戻すのか?それとも新たなロゴデザインやアプリが受け入れられるようになるのか、これらの展望についてまとめてみました。

柴犬のアイコンは、今回の前段階

今年の4月4日には突然、柴犬のロゴに変更され当初は「バグ」や「乗っ取り」説といった憶測も出ましたが、マスク氏が意図的に行ったことだと判明し、大きな反響を呼びました。

ツイッターのロゴ「青い鳥」→「柴犬」に変更 マスク氏「約束通り」

予告なく突然、柴犬のロゴに変更された

引用元:https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000294030.html

マスク氏はこのとき「ツイッターを買収してロゴをドージ(コインのロゴ「柴犬」)に変えて」と提案したユーザーとのやり取りを画像で公開。ユーザーとの約束を果たしたものとしました。

しかし、ドージコインはマスク氏が推している暗号資産で、その宣伝ためにツイッターのロゴを変更した物ともみられています。

ユーザーからは「犬は可愛い」と好意的な意見があった一方、突然の変更に困惑する意見もありました。結局、この変更は何事もなかったかのように、元の青い鳥のロゴに戻されています。

ただ、この突然のロゴ変更は、今回のロゴ変更やツイッター自体の変更にユーザーを慣れさせるための準備段階だったと見ることもできるでしょう。

ロゴの変更はいつ?

今この記事を書いている7月25日の午前9時35分現在、スマートフォンで見るとツイッターのデザインやロゴに対して変化がないように見えますが、パソコンでログインしてみると、徐々に「X(エックス)」のマークが所々に現れています。

ツイッターでもロゴのデザインを募集しており、マスク氏は「良いロゴ・デザインが見つかれば、すぐにでも移行する」とのことなので、すでに準備が整っており、「X」への全面移行は時間の問題ということなのでしょう。

ちなみに、サービス名は「Twitter」ではなく「X」になり、投稿も「ツイート」ではなく「エックス」になります。

また、フォロワーは「ビュワー」と呼ぶのだそうです。

「ツイート」というのは日本語で「つぶやく」という意味ですぐに分かりますが、「エックスに上げた」とか「エックス上で話題になっている」というと、なんだかピンと来ないような感じも受けます。

物事が新しく移行するときには、このような違和感を感じることはよくあることですが、この違和感が無くなっていくのかどうかが問題なのでしょう。

簡単に引っ込めることはない

今回のツイッターのロゴ変更や、そもそものツイッターそのものの変更は前回の思い付きのような、あるいは仮想通貨の価値を上げるためとみられた一時的なものではなく、周到に準備され、きちんと前宣伝もしています。

したがって、たとえユーザーからの不評の声が多くなったとしても、簡単に元に戻すことはないでしょう。

マスク氏は中国の「ウィーチャット」を参考に、「X」を音声、ビデオ、メッセージ、決済機能を備えたスーパーアプリにする構想を語っており、万能なプラットフォームを目指すことが目的のようです。

定着するかはデザインと機能次第

ツイッターから変更する「X」が広くユーザーの間に定着するかどうかは、デザインと機能次第でしょう。

ツイッターといえば、青い鳥のロゴで日本でも「ツイッターに上げた」「ツイートする」「ツイッター上で話題に」と言えば、誰もが瞬時に分かるプラットフォームでしたが、はたして「エックスに上げた」「エックスする」「エックス上で話題に」と定着するかどうかです。

最初期の違和感だけで、その後は広まって違和感もなくなり、瞬時に誰もが連想できるようなロゴのデザインや機能ならば、ツイッター以上に成功を収めるという可能性もあります。

しかし、この違和感がいつまでたっても払拭されなければ、ライバルであるMeta(メタ)のThreads(スレッズ)などに大きくユーザーが流れていってしまうきっかけにもなるでしょう。

まとめ

ツイッターから「X」への変更にともなう今後の展望について見てきました。

やはり個人的にも違和感がありますし、こういった変更が定着するのかどうか疑問に感じますが、「人間は変化を恐れる」というように、単に物事が新しい方向に移るときの自然な感情に過ぎないのかもしれません。

しかし、やはり「X」が広くユーザーの間に定着するかどうかは、ツイッター以上の利用のしやすさ、親しみやすさ、機能性にかかっていると言えるでしょう。

いずれにせよ、ツイッター以上の成功を収めるか否かは、今後のマスク氏の手腕にかかっていると言えそうです。

 

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